敵基地攻撃の長射程ミサイル、南西諸島配備へ 「標的の恐れ」反発も

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成沢解語 小野太郎 国吉美香

 政府が保有を決めた敵基地攻撃能力(反撃能力)を担うミサイルについて、防衛省沖縄本島を中心に保管し、運用部隊を南西諸島に配置する方向で検討を始めた。この地域で発射すれば、中国や北朝鮮の基地が射程内に入ることになる。ただ、相手側の攻撃目標にもなりかねないとして、地元の反発も予想される。

 このミサイルは、敵艦艇を攻撃する陸上自衛隊の国産ミサイル「12式地対艦誘導弾」の能力向上型。射程は1千キロ超で、防衛省は長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」の一つとして、2023年度から量産を始め、26年度には部隊に配備する予定だ。

 政府関係者によると、このミサイルを保管する主な場所として、防衛省は沖縄県沖縄市の陸自沖縄訓練場に新設する補給処支処を想定。この施設は大型のミサイルを一定数保管でき、必要な温度調節も可能とされる。防衛省はすでに支処設置について、弾薬の種類を「検討中」とした上で地元説明に入った。5年後に開設する方向で調整している。

 このミサイルは、改修前のミ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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