料理きっかけ、サッカーファン急増 最後の交流で手料理

 日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCから退団することが決まった松本翔選手(28)が1月13日、最後のファン感謝デーを高知市の「藁屋」で開いた。民間資格「アスリートフードマイスター」を持つ料理男子としても人気がある松本選手の手料理を楽しもうと、訪れた多くのサポーターらが別れを惜しんだ。

 名門「横浜F・マリノス」出身の松本選手は2019年から高知ユナイテッドでプレーし、同年のJFL昇格に貢献した。その一方で「#松本食堂」と題してSNSに投稿する手料理が注目され、ツイッターのフォロワー数は約2万人。

 松本選手は常連客として訪れていた「藁屋」の店頭で、得意料理の牛すじ煮込みを約40人分作り、振る舞った。ランチで訪れた高知市の小田みちこさん(56)はSNSの料理の投稿で松本選手を知ったという。「松本選手のおかげで初めてサッカーを観戦し、すごく楽しかった」

 松本選手は今後、JFLのMIOびわこ滋賀に所属する。「サッカーが根付いていない高知で、自分をきっかけに興味を持ってもらうのが目標だった。次は試合で高知に来て、満員の会場でユナイテッドに勝つことが恩返しです」と話した。(加藤秀彬)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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