新型肺炎、中国の死者80人に 春節休暇を3日間延長へ

 中国の湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、中国国家衛生健康委員会は27日、湖北省でさらに24人が死亡し、全国の死者は計80人になったと発表した。感染者も全国で769人増えて計2744人に達し、ほかに5794人に感染の疑いがあるとした。

 中国政府は27日、全国的な感染の拡大を受け、今月30日までだった春節(旧正月)の休日を2月2日まで延長すると発表した。各地の幼稚園や小中高校、大学の授業再開も延期される。

 一方、中国中央テレビによると、武漢市の周先旺市長は26日夜に記者会見し、「春節や感染症の影響で、およそ500万人余りが武漢市を離れた」と語った。武漢市は人口約1100万人で、政府が感染拡大を避けようと住民の移動を規制するなか、すでに多くが市外に出ていたことになる。

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 周氏はまた、武漢市で確認済みの感染者500人超に加え、「さらに1千人ほど増える可能性がある」とも語った。会見に同席した湖北省の王暁東省長は感染の拡大について「責任を感じている」と謝罪した。(北京=高田正幸)

拡大する横浜の中華街で25日、マスク姿でパトロールする警察官=AP

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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