新型肺炎、中国・武漢の感染者17人増 現在も3人重症

 中国中部の湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、武漢市当局は19日、同市内で新たに17人の感染が確認されたと発表した。これまで公表されていた45人と合わせて、市内の感染者数は計62人となった。

 発表によると、新たに感染が確認されたのは男性12人、女性5人で、年齢は30~79歳。いずれも今月13日までに発症し、17日に感染が確認された。このうち3人は、現在も重症という。

 武漢市内の感染者状況について、市当局はこれまで「1月3日以降は新しい感染者は確認されていない」としてきたが、18日に「5日から8日にかけて新たに4人が発症していた」と公表。今回さらに17人の発症が発表され、新たな感染者の確認が続いている。62人のうち、これまでに2人が死亡し、8人が重症となっている。

 中国国内では、武漢市以外での感染事例は発表されていないが、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストは18日、上海市と広東省深圳市で合わせて3人がウイルスに感染した疑いがあると報じた。同紙によると、深圳市では2人が専門病院に隔離され、上海市では1人が診察を受けたとしている。(上海=宮嶋加菜子)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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