新藤宗幸さんが死去 75歳、行政学者 市民主体の地方自治を説く

 「地方分権」などの著書で知られる行政学者・政治学者で千葉大学名誉教授の新藤宗幸(しんどう・むねゆき)さんが13日、肺がんで死去した。75歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は妻絹代(きぬよ)さん。

 専門は行政学・地方自治論。官僚制や予算・財政などをめぐって旧来の行政のあり方を批判し、市民主体の地方自治を説いた。住民投票制度の法制化を進める市民団体の共同代表なども務めた。

 立教大学教授、千葉大学教授を務めたほか、日本行政学会理事長、日本自治学会会長、後藤・安田記念東京都市研究所理事長などを歴任。「政治主導」「官僚制と公文書」など著書多数。昨年12月にも「権力にゆがむ専門知 専門家はどう統制されてきたのか」が刊行されたばかりだった。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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