日本海側を中心に大雪、新潟・長野などに警報発令 さらに強まる恐れ

 日本上空に強い寒気が流れ込んだ影響で、31日は北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となっている。気象庁新潟県長野県などに大雪警報を発令し、警戒を呼びかけている。強い冬型の気圧配置は1月1日まで続く見込み。

 同庁によると、31日午前11時までの24時間降雪量は長野県野沢温泉村で89センチ、新潟県妙高市関山で85センチ、新潟県津南町で81センチ。同日午前11時時点の積雪の深さは青森市酸ケ湯で246センチ、新潟県津南町で189センチ、山形県大蔵村肘折で164センチとなった。

 1日午前6時までの24時間の降雪量は多いところで、新潟県の山沿いで80センチ、関東地方北部で70センチ、長野県で60センチ、新潟県の平地で40センチなどと予想されている。北陸地方では平地でも警報級の大雪になる恐れがあるという。

 交通機関にも影響が出ている。JR上越線の長岡(新潟県長岡市)―水上(群馬県みなかみ町)間や飯山線の森宮野原(長野県栄村)―越後川口(新潟県長岡市)間などで上下線ともに始発から運転を見合わせた。東海道・山陽新幹線岐阜羽島―京都間で速度を落として運行しているため、遅れが出ている。道路では、上信越道で午前10時半現在、一部区間が通行止めになっている。

 空の便では、全日空が強風や雪の影響で31日の計54便を欠航とした。稚内や大館能代、庄内、富山、鳥取を発着する国内線が終日欠航となっている。

 1日にかけて雪はさらに強まる恐れもあるとして、気象庁は猛吹雪や吹きだまりによる交通障害への警戒などを引き続き呼びかけている。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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