旧統一教会の友好団体、公共施設で勧誘活動 「正体隠し」の手口とは

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が、奈良市内の公民館に登録した「手芸サークル」を隠れみのにして「宗教活動」を伴う講演会を開いていたとして、公民館がこのサークルの利用登録を抹消していたことがわかった。こうした行為は同市の公民館の利用規定などで禁じられている。2017年、偶然の出来事から発覚。姿を隠して勧誘する教団の活動の一端が浮かび上がった。

 「普段の生活にスパイスを!」

 「見方を変えるだけで色々な発見や気持ちに変化をもたらします」

 「より良いライフスタイルを見つけるきっかけに」

 朝日新聞が情報公開請求で入手した資料の中には、講演会「暮らしと生き方のセミナー」のチラシが2種類あった。2017年10月に開かれた時のもので、いずれも、自己啓発を促す同じ文言が並ぶ。日時や場所、内容、イラストも同一のものだった。

 ところが、1点だけ異なっている箇所があった。

 問い合わせ先だ。一つには「…

この記事は有料記事です。残り1680文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

旧統一教会問題

2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment