早朝から千人、湖上にテントずらり 岩洞湖の氷上ワカサギ釣りが解禁

奈良美里

【動画】氷上ワカサギ釣り解禁=奈良美里撮影

 【岩手】本州一寒いとされる盛岡市薮川の岩洞湖で、冬の風物詩、氷上ワカサギ釣りが解禁された。解禁日の20日は、早朝から千人ほどが釣りを楽しんだ。

 友人たちと訪れた鈴木剛さん(46)はワカサギ釣り歴20年以上といい、釣りざおも自作する。分厚い氷に直径10センチほどの穴をあけ、その上にテントを張る。仲間と穴を囲むように座り、ワカサギを待った。

 記者(25)も体験させてもらった。釣り糸の先にいくつかついた小さな針に「さし」と呼ばれるエサの虫をつける。エサも針も小さく、何度も自分の指を釣った。

 穴から15メートルほど糸を垂らす。誘うようにとんとんと上下に動かしながら待つ。釣りざおの先が「ぴくっ」と下がった瞬間、手首を上げる。しかし、タイミングが遅く、逃してしまった。釣果ゼロ。でも、500匹釣った人もいたという。

 鈴木さんと一緒に来た武田尋和(ひろかず)さん(55)は「釣れなくてもさ、こうやって皆でわいわいガヤガヤやる時間が楽しいんじゃねえの」と話した。

 氷上の立ち入りは午前5時から。問い合わせは岩洞湖漁協(019・681・5777)。(奈良美里)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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