昨秋以降に虐待激化か、両手足に新旧のあざ 5歳児望愛ちゃん虐待死

渡部耕平 福岡龍一郎 野田佑介

 青森県八戸市で1月、宮本望愛(のの)ちゃん(当時5)に自宅の浴槽内で水をかけて放置し、低体温症で死なせたとして、いずれも無職で母親の宮本菜々美(22)と内縁の夫の関川亮(31)の両容疑者が傷害致死の疑いで逮捕された事件で、望愛ちゃんへの虐待が昨秋ごろから激しくなったとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、関川容疑者は昨年6月以降、八戸市内で宮本容疑者と、その子どもの望愛ちゃんと長男(1)と同居。10月に事件のあったマンションに引っ越した。司法解剖の結果、望愛ちゃんの両手足には殴られて出来たとみられる多くのあざがあり、古いものと新しいものとが混在していた。県警はあざの状況などから、関川容疑者による虐待が昨秋以降に激しくなったとみて調べている。

 関川容疑者は、望愛ちゃんに水をかけたことについて「しつけのつもりでやった」という趣旨の説明をし、事件前にも何度か水をかけたことを認めているという。

 一方、県の八戸児童相談所は昨年7月と9月にあった望愛ちゃんに関する虐待通告を受け、10月末に職員が望愛ちゃんや両容疑者に面談した。だが、服の上から健康状態を確認して「あざなどはなかった」とし、翌月に対応を打ち切っていた。

 関川容疑者が生まれ育ったのは、八戸市沿岸部にある漁業が盛んな集落。関川容疑者は昨夏もウニ漁を手伝ったという。幼少期を知る70代の女性は「とにかくやんちゃで、父親から厳しくしつけられていた」と振り返った。

 地元の小、中学校に進学。学校を卒業後は、いくつかの仕事を転々としていたとみられている。同じ小中学校に通っていた女性は、数年前に関川容疑者に再会し「結婚して実子がいたが、離婚した」と聞いた。その際、関川容疑者は「子どもはかわいいが、親権を妻側に取られてしまった」と残念そうにこぼしたという。(渡部耕平、福岡龍一郎、野田佑介)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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