昼の住宅街にクマ 80代が襲われ頭蓋骨折れる 秋田

 秋田県藤里町藤琴で7日昼過ぎ、町内に住む80代の女性がクマに襲われ、頭蓋骨(ずがいこつ)が折れる重傷を負った。女性が倒れていた現場は町役場の200メートルほど北の住宅街で、県警は付近の住民に注意を呼びかけている。

 能代署によると、7日午後0時10分ごろ、けがをした女性を見つけた人から「倒れている女性がいる」と119番通報があった。女性は「クマに襲われた」と話していたという。

 町職員と猟友会が現場付近をパトロールしたところ、近くを流れる藤琴川沿いの草地で、クマらしき足跡が発見された。川から街中へ入り、川の方へ戻っていった痕跡が確認され、猟友会はクマがすでに付近から離れたとみている。

 近くの藤里小学校ではこの日、児童が1人で歩かないよう、保護者に迎えに来るよう呼びかけ、教諭が付き添って下校した。今週中は同様の措置を続ける。また藤里保育園でも、公園での遊びや散歩は当面控え、園内の窓に鍵をかけるなどの対策をとる。(高橋杏璃)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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