暴力団追放都民センター30周年、準暴力団「対応に努力」と小池知事

山口啓太

 暴力団追放運動推進都民センター(東京都千代田区)が昨年5月、設立30年を迎えたのを記念した式典がこのほど、都内で開かれた。同センター名誉会長の小池百合子知事はビデオメッセージで、昨今の様々な事件に絡む「準暴力団」について、「警視庁、東京都との連携のもと、対応に努める」と述べた。

 準暴力団は、暴力団のような明確な組織性はないものの常習的に違法行為を起こす集団とされる。小池知事はメッセージで、センター設立当初約1万6500人だった都内の暴力団勢力は一昨年、過去最少の約3750人まで減ったと指摘したうえで、「準暴力団などの犯罪集団が都民の安全安心を脅かす事例が起きている」と話した。

 会場であいさつした小島裕史警視総監は、準暴力団に「部門横断的に情報を集約して対策に取り組んでいる」としつつ、「今後、暴追都民センターとも緊密に連携、対処していきたい新たな領域だ」と話した。(山口啓太)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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