朝日大ラグビー部の大麻事件、元部員に猶予付き判決 岐阜地裁

 大麻を購入しようとしたとして、大麻取締法違反の罪に問われた元朝日大学ラグビー部員の被告の男(20)=退学処分=の判決公判が2日、岐阜地裁であった。平手一男裁判官は懲役1年執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 判決などによると、被告は7月11日ごろ、知人から大麻草約30グラムを12万円で譲り受けようと、大阪府内から岐阜県瑞穂市の朝日大ラグビー部の寮へ送らせたが、部の監督が気づいて警察に届け出て発覚した。判決は「大麻を買い求めて知人らと吸うなどしていた中、比較的多い量の大麻草を買い求めようとしており、刑事責任は軽視できない」と指摘。一方で、被告が薬物離脱に向けて取り組み、反省していることなどを考慮して執行猶予付きの判決とした。

 朝日大の調査では、被告を含む当時の部員5人が「大麻を複数回吸ったことがある」と話し、このうち3人は「大麻を仕入れて売っていた」と明かしたという。大学は10月23日付で、被告ら3人を退学、残る2人を停学3カ月の処分にした。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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