朝起きるとオレンジの空 猛暑の山火事に気候危機を実感

村山斉の時空自在<37>

 9月9日、朝起きて驚いた。日食でもないのに暗く、空がオレンジだ。カリフォルニアで続発する山火事の煙が上空に垂れ込め、太陽の光が届かない。街灯が一日中ついていた。

 山火事が急増している。カリフォルニア州の面積は日本よりやや広いくらいで、今年は9月末までに岩手県に匹敵する1万6千平方キロが燃えた。過去最大だった2018年のほぼ倍だ。10月以降もまだ火事のシーズンは続く。

 サンフランシスコ近郊は年中涼しく、家も大学も冷房はついていないくらいだが、今年9月は気温が38度まで上がった。ロサンゼルスではなんと49度を記録した。

 もともと乾燥しているところで…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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