未明の国立競技場にバス143台 五輪パラ、本番へ訓練

斉藤佑介

 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開閉会式に向けた輸送訓練が20日未明、東京都心であった。バス143台が参加。選手村などと国立競技場を往復して輸送のコースを確認し、バスを降りた後の選手らの誘導方法をテストした。

 訓練は20日午前0時半から始まった。選手村東京都中央区)からはバス計80台が出発し、通行止めにした青山通りなどを通って国立競技場近くにある非公開のエリアで下車。選手役として乗車していた大会組織委員会職員180人は、聖徳記念絵画館前を通って、スタッフの誘導のもと競技場まで歩いた。

 報道関係者の活動拠点となる東京ビッグサイトからも国立競技場にバスを走らせており、深夜の訓練に2200人を超える職員が参加した。

 開閉会式は五輪がそれぞれ7月23日と8月8日、パラが8月24日、9月5日の予定。国立競技場周辺の一帯が車両進入禁止エリアとなり、青山通りなども通行止めにする。大会組織委員会の中村英正運営統括は「本番は日中で規模も大きく(規制の)時間も長い。チラシや新聞などで丁寧に説明をしていきたい」と話した。(斉藤佑介)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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