本土最南端、自転車のまちで国体 地元の強豪校がバンクを熱く

 本土最南端にある人口約6千人の鹿児島県南大隅町には、かごしま国体でも使われる自転車競技場があり、「自転車のまち」を掲げる。日頃ここで練習している県立南大隅高校の自転車競技部員や卒業生が国体代表に名を連ねる。地元開催の国体で、町や高校を活気づけることができるか。

 今月初め、町役場から約4キロ離れた山中にある県根占(ねじめ)自転車競技場では、地元勢のほか熊本や宮崎、京都などの選手たちが1周333メートルのバンク(走路)を反時計回りに走っていた。

11日から始まるトラックレースに備えてバンクに慣れるためだ。

 この競技場ができたのは1982年3月。その年の夏に県内で開催される全国高校総体を機に整備された。

 町がある大隅半島には約16キロのロードレースコースが設定されている。交通量が少ないため信号は2カ所しかなく、停車せずに1周できることもある。

 地元の南大隅高校には、競技場ができる直前の81年に自転車競技部ができた。以後、バンクを毎日使える環境を生かして10人以上の競輪選手や日本代表選手が輩出してきた。

■人口減の危機感、 生き残り…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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