本物の線路で運転士体験 起死回生へローカル鉄道の挑戦

おでかけ関西 ちょっとウラ話

指導役の鉄道社員(左)の指導を受けながら運転体験をする参加者=2022年4月23日、大阪府貝塚市、西江拓矢撮影

 「出発よーし」

 合図とともに、2両編成の電車が金属音をたてて進み始めた。

 先頭の運転席には、制服を着た運転士、ではなく、私服の男性の姿。実は、本物の電車を使った運転体験だ。普段は車両点検などをする車庫に敷設された本物の線路を走らせる。

 「電車の運転の肝はブレーキです」。横に立つプロの運転士の指導を受けながら、時速10キロほどのスピードで片道約100メートルを2往復。片道約1分の運転で、停止位置にぴたりと止まると、「お見事です」とお褒めの言葉が出た。

 千葉県から来た男性(59)は成田空港から飛行機に乗って訪れ、日帰りする。若いころ国鉄で働いた経験がある。「運転は楽しいですね。でも、まだ納得はいきませんけど」

記事後半では、減る乗客を取り戻すためのローカル鉄道のチャレンジについて紹介します。会員登録すると応募できるプレゼントもあります(5月20日締め切り)。

■車両ガラガラ、「空気を運ぶ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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