札幌大雪、JR大規模運休続く 除雪で夜の一部再開目指すが見通せず

 札幌での記録的な大雪によるJR北海道の大規模な運休が8日も続いている。JR北は除雪作業の遅れにより、8日の始発以降も札幌駅発着の列車を運休。除雪作業を続けている。札幌と新千歳空港を結ぶ「快速エアポート」も運休したままだ。

 JR北は札幌発着の多くの列車は終日運休し、基幹路線の函館線千歳線の小樽―札幌―新千歳空港間については夜にも運転再開させたい考えだが、「除雪作業の状況により、運転再開の時間が遅れる可能性がある」としており、まだ復旧の見通しは立っていない。

 8日午前5時時点の運休は631本(特急108本、エアポート84本、快速・普通439本)にのぼっている。

 通勤時間の午前8時過ぎ、札幌駅の改札口はひっそりと静まり返り、時折、始発からの全面運休を知らせるアナウンスが、構内に響いていた。スキー板を担いだ外国人観光客2人が、駅員に声をかけ、地下鉄への案内をされていた。

 空港へ向かう高速バス(北海道中央バス、北都交通)は札幌市中心部からの都心線について、道路除雪による渋滞のため、前日に続き出発地を市営地下鉄福住駅(札幌市豊平区)のバスターミナルに変更している。

 福住駅では、7日は一時数百人がバスを待つ行列ができたが、8日のバス待ちの列は数十人程度で、次々に空港へ向かっていた。

 福岡県から観光で来た女性(26)は、6日に新千歳空港に着いた時もすでにJRが運休しており、空港からは他の客とタクシーに乗り合う形で札幌に来たという。「旭川に観光に行きたかったが雪で行けなかった。今日午後に帰りますが、早く飛行機に乗れそうです」と話した。

 JR北によると、8日午前5時時点で終日運休が決まっているのは、札幌発着のすべての特急列車▽函館線の札幌―岩見沢間▽千歳線の南千歳―苫小牧間▽学園都市線の札幌―北海道医療大学間▽石勝線の南千歳―新夕張間。室蘭線の岩見沢―追分間は始発から19時ごろまで運休する。

 函館線の小樽―札幌間、千歳線の札幌―新千歳空港間は始発から夜までの運休とし、夜の運転再開を目指している。

 札幌市教育委員会の8日午前9時半現在のまとめによると、同市立学校の雪による臨時休校は小学校、中学校、小中学校、高校、特別支援学校各1校の計5校。始業繰り下げが中等教育学校1校となっている。

 北海道教育委員会の午前8時半現在のまとめでは、札幌市や岩見沢市内の公立高校26校が臨時休校となっている。

 北海道では札幌など石狩地方で6日に大雪となり、同日午後2時までの24時間降雪量が過去最多の60センチ、同午後1時の最大積雪深が133センチと8年ぶりに1メートルを超えた。大量の雪が線路や道路上に残され、その後も除雪が追いつかずに列車の運休や渋滞が多発している。(榧場勇太、芳垣文子、川村さくら)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment