東京都中央区の人口、70年ぶりに最多更新 17万4千人を突破

森下香枝

 東京都中央区は1日時点の定住人口が、各年1月1日同士の比較で、70年ぶりに最多を更新したと、5日に発表した。これまでは1953(昭和28)年の17万2183人が最多だったが、これを1900人ほど上回る、17万4074人となった。

 同区は毎月1日時点の定住人口を公表している。それによると、同区の年初の人口は53年をピークに減り続け、バブル崩壊後の97年には7万2090人に減少。同年4月には、統計を取り始めた52年以降、月別で最も少ない7万1806人に落ち込んだ。

 一方、90年代にマンションの容積率が緩和されると、湾岸エリアを中心にタワーマンションの建設が相次いだ。また区立の高層集合住宅も次々に建設された。湾岸エリアを中心に人口は増え、同区勝どきでは2000年時点で約9千人だった人口が、今月は約2万7千人に増加。同区晴海も同じ比較で、約4千人から約1万8千人に増えた。

 タワマンの建設は今後も続く見通し。勝どき・晴海両地区では計約1万5千人増加が見込まれており、晴海地区では小中学校の新設も予定されているという。(森下香枝)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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