東京都美術館、漫画家・峰なゆかさんに謝罪 館内トラブル対応めぐり(産経新聞)

 「アラサーちゃん」で知られる漫画家、峰なゆかさん(34)が15日、東京都美術館で車椅子の男に殴られた際の美術館側の対応についてSNSなどで拡散している問題で、美術館側が17日、公式ホームページで謝罪した。

 峰さんが15日夜、自身のツイッターに「今日は東京都美術館のクリムト展に行って絵を見てたら、急に車椅子に乗った男に殴られた。びっくりしすぎて固まってたら、さらに無言で2~3発殴られた。美術館の人に伝えると『常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意くらいです』とのこと」と投稿した。

 さらに峰さんは「追いかけて殴り返そうとしたけど『峰なゆか障害者男性に暴行』という見出しがよぎってやめた。何もできないわ痛いわ惨めだわで泣けてきて、とにかく私が泣きまくるので最終的に私が救護室に連れていかれて終了しました」と書き込んでいた。

 この書き込みに対し、3万以上の「いいね」のリツイートがなされ、美術側には抗議などが殺到。東京都美術館は17日、公式ホームページで「一昨日御来館いただいたお客様に、館内トラブル時の美術館の対応により、ご不快な思いをさせてしまいました。さらに、このことについて多くの方からお問い合わせをいただくなど御心配をおかけしており、誠に申し訳ございません」と謝罪した。

 その上で、「今回の反省を踏まえまして、展示室内の巡回警備を強化し、必要に応じてお声かけするなどトラブルの防止を徹底いたします。また、トラブルが発生した際は、双方のお客様から丁寧に事情を確認し、状況によっては毅然とした対応をとるなど、より一層お客様の立場に立った対応を心がけてまいります」と、今後の対応についても明言した。

 峰さんも17日にツイッターを更新。「本日、東京都美術館の方から美術館側の対応について謝罪をいただきました。防犯カメラの映像で被害を確認したとのことです。今後は警備を強化し、同様のことが起こった際には警察を呼ぶなどの毅然とした対応を行うそうです」と記した。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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