東大、元特任教授のアカハラを認定 博士課程への進学断念求める

山本知佳

 東京大学は9日、アカデミックハラスメントをしたとして、元特任教授を停職3カ月の懲戒処分相当としたと発表した。処分は2月21日付。元特任教授は処分が出る前に退職しているという。

 同大によると、元特任教授は2018年3月、博士課程への入学が決まっていた学生に対し、研究者としての適性がないなどとして、博士課程に進学せず、他のキャリアに進むよう一方的に伝えた。同年夏に学生から大学にアカハラの申し立てがあったという。

 同大は「大学として厳粛に受け止め、再発防止にあたっていく所存です」との斉藤延人副学長のコメントを発表した。被害者が特定される恐れがあるとして、元特任教授の年齢や性別、所属は公表していない。(山本知佳)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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