東工大が143人の女子枠導入へ 2025年までに「学部」入試で

 東京工業大は10日、学部(東工大では学院と呼称)段階の入試で、総合型・学校推薦型選抜に計143人分の「女子枠」を設けると発表した。一般選抜を含めた現在の募集人員1028人の約14%に相当する。同大の学部段階の女性比率は現在13%だが、女子枠を設けることで比率は20%を超える見込み。

 2024年春と25年春の入学者向けの2回の入試で段階的に一般選抜の募集人員を減らし、一部を女子枠にする。益一哉学長は「世界的に見て、東工大に限らず日本の理工系の大学の女子比率は非常に低い。今回の改革によって、女性が活躍できる社会の形成に貢献したい」と述べた。

 大学の学部入試での女子枠は、名古屋工業大や芝浦工業大などでも設けているが、東工大の仕組みは最大規模となる。24年度に東京医科歯科大と統合した後も、当面この入試方式を続けるとしている。

 東工大は2年かけて全6学院…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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