架空の会社名乗り電化製品を詐取した疑い 被害6億円か

 実体のない会社をかたって取引を持ちかけ、電化製品の販売会社などから大量のエアコンと布団クリーナーを詐取したとして、警視庁と大阪府警の合同捜査本部が40~50代の男5人を詐欺容疑で逮捕したことが24日、捜査関係者への取材でわかった。

 首都圏や関西で2015年ごろから、実体のない特定の社名を使う男らが、同様の手口で電化製品や海産物をだまし取る事件が相次いでいるという。被害は少なくとも東京都や神奈川県、大阪府、兵庫県などの約170社に及び、被害額は計6億円を超えた。警視庁と府警は5人を含むグループが関与したとみており、捜査を進めている。

 逮捕されたのは、埼玉県草加市の職業不詳、西島博文容疑者(58)ら5人。逮捕は22日付と23日付。

 5人の容疑は、18年10月~19年1月、共謀して経営実態のない会社の社員を名乗り、東京都の電化製品の製造会社や販売会社など3社に「御社の製品を民泊施設で使う」などと持ちかけ、エアコン約60台と布団クリーナー約200台(計約1500万円)をだまし取ったというもの。納品後、支払期日の直前に連絡を絶ったという。警視庁と府警は男らが電化製品を業者に転売したとみている。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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