架空の太陽光事業持ちかけ現金詐取容疑 新宿の会社元役員を逮捕

山口啓太

 架空の太陽光発電事業をもちかけ金をだまし取ったとして、警視庁は22日、東京都新宿区の太陽光発電関連会社「エスピーシー」の役員だった男(52)=東京都練馬区=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。警視庁は同社による同様の被害が2018~20年に約30件(計約5億円)あると確認しているといい、男の関与を調べている。

 捜査2課によると、男は宇都宮市内の別の太陽光発電関連会社に架空の太陽光事業の話を持ちかけ、2020年2月上旬ごろ、工事の着手金として現金300万円をエスピーシーの口座に振り込ませて詐取した疑いがある。同課は男の認否を明らかにしていない。

 男は他人が所有する茨城県内の山林をエスピーシーの所有地と偽り、この山林に設置する発電設備の工事をエスピーシーが請け負って工事後に利益を得ると持ちかけていたという。(山口啓太)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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