案里被告を保釈 裁判長の異例の念押し…背景にあの事件

 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪に問われて公判中の参院議員・河井案里被告(47)について、東京地裁は27日、保釈を認める決定を出した。東京地検は決定を不服として抗告したが、東京高裁はこれを棄却。案里議員は保釈保証金1200万円を即日納付し、6月の逮捕から132日目となる同日夜、東京拘置所から保釈された。

 案里議員は午後9時前に拘置所から出ると、マスクを取って一礼し、足早にワゴン車に乗り込んだ。

 案里議員は6月18日、夫の衆院議員・克行被告(57)と共に逮捕された。克行議員の起訴内容は広島県議ら計100人に対する計約2900万円の買収で、案里議員はこのうち5人への計170万円について共謀したとされる。夫妻は8月の初公判で無罪を主張。克行議員が9月に自身の弁護人を解任したため、地裁は2人の公判を分離し、案里議員の審理だけを先行させた。

 案里議員に関する県議ら5人の証人尋問は今月初めまで行われ、いずれも現金の受領を認めた。克行議員も22、23日に証人として出廷したが、初日に「必要なことは自分の裁判で明らかにする」と証言を拒んだ。これで重要証人への尋問は終わり、地裁は口裏合わせを働きかける証拠隠滅の恐れがなくなったと判断し、保釈を認めたとみられる。11月には案里議員の被告人質問が行われる。

 一方、勾留が続く克行議員は20日に新たな弁護人を選任。地裁、検察側、新弁護団は27日に協議を開き、11月4日の公判再開が決まった。この日は双方の主張の再確認などにとどめ、証人尋問は行わない予定だ。

裁判長が異例の念押し

 前回23日の公判が終わる直前…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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