植松被告の弁護側が控訴 被告は面会に「取り下げる」

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で重度障害者と職員45人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われた元職員植松聖(さとし)被告(30)を死刑とした16日の横浜地裁判決について、弁護側は27日、判決を不服として控訴した。

 植松被告は判決後の24日、横浜拘置支所(横浜市港南区)で朝日新聞記者との面会に応じ、「控訴しない。弁護人が控訴しても取り下げる」と述べている。公判の最終意見陳述でも「どんな判決でも控訴しません」と発言していた。

 裁判では事実関係に争いはなく、刑事責任能力の有無と程度が唯一の争点だった。弁護側は、植松被告が事件当時、大麻を常用していた影響で心神喪失か心神耗弱の状態にあったため、無罪か減刑とするべきだと主張。だが判決は、完全な責任能力があったと認定した。(神宮司実玲)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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