橋を爆破、アーチごと20m下へ落下 岐阜県で撤去作業

 岐阜県内にある鉄橋が18日、爆破によって撤去されました。

 撤去されたのは、岐阜県揖斐川町にある新川尻橋。長さ約137メートル、重さは約243トンあります。

 1961年に架けられた橋で、バイパス道路が完成したことで使われなくなっていました。

 撤去当日は、現場から半径200メートルを立ち入り禁止にして作業を実施。

 橋の4カ所に火薬11キロを設置してアーチの両端を爆破すると、橋の大部分が形を保ったまま約20メートル下に落下。あらかじめ川に設置していた土囊(どのう)で受け止めました。

 県揖斐土木事務所によると、通常の解体に比べて費用は半分、工期も3分の1ほどで済み、高所での作業もなくなることから作業員の安全も確保できたといいます。

 道路課長の野原弘貴さんは「今回は付近に人家もなく、この方法を選びました。無事、安全に作業ができたので、みなさまのご協力に感謝しています」と話していました。(若松真平)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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