死亡した4人の身元判明、70~80歳代の男性 神戸の集合住宅火災

 22日午前1時40分ごろ、神戸市兵庫区湊町1丁目の3階建ての集合住宅から炎が上がっていると、住人の男性から119番通報があった。火の勢いは約1時間後に収まったが、神戸市消防局によると1、2階部分の計約30平方メートルが焼け、1階の焼け跡から男性4人の遺体が見つかった。このほかに男性4人が搬送され、うち3人が意識不明、1人が重傷という。

 兵庫県警によると、亡くなったのは、いずれも1階に単身で住む山口勝弘さん(77)▽村上忠雄さん(86)▽木村敏彦さん(78)▽津田正行さん(79)。

 亡くなった4人のうち2人は1階の自室で、2人は1階廊下で見つかった。搬送された4人も1階から助け出されており、県警は住人とみている。

 この集合住宅の居室は、全部で31室。30人ほどが住んでおり、単身の高齢者が多く、生活困窮者らの受け入れ先にもなっていたという。住人の話によると、1階には車いすの利用者らも暮らしていたという。

 登記簿によると、建物は築約60年の鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約300平方メートル。1階居室の燃え方が激しく、県警は神戸市消防局と合同で火元や出火原因を調べている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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