殺人容疑の教諭、逮捕前日も中学校で勤務 校長「変わった様子なく」

 東京都江戸川区の住宅で今年2月、住人の山岸正文さん(当時63)が血を流して倒れた状態で見つかり、死亡した事件で、警視庁に殺人容疑で逮捕された尾本幸祐容疑者(36)=東京都江東区=の勤務先である江戸川区立松江第五中学校の校長らが10日夕、逮捕を受けて記者会見した。

 「全く予想していなかった。それに尽きる」。同校の荒巻淳校長は話した。

 事件当日の2月24日は生徒たちの試験日だった。通常、教師は半休を取ったり、自らが抱える業務を進めたりするといい、尾本容疑者も事前に申請して午後に半休を取っていたという。

 尾本容疑者は逮捕前日の5月9日も勤務していた。最近変わった様子は「全くなかった」といい、荒巻校長は10日朝に同校を訪れた警視庁の捜査員に伝えられて初めて、尾本容疑者に疑いが持たれていると認識した。午後の報道で、事件の概要を把握したという。

生徒と一緒になって走る「中堅のお手本」

 江戸川区教育委員会の説明に…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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