民間試験「公平な環境を」戸惑う現場 新英検の予約開始

 2020年度から始まる大学入学共通テストで活用される、日本英語検定協会による新型英検「S―CBT」のネット予約が18日、始まった。だが教育現場や受験生には戸惑いが広がっている。

 「会場や日程はいつ決まるのか。10月まで待ってどの検定を推奨するか決めたい」。首都圏の公立進学校の校長はそう話す。教員に試験の信頼性を心配する声も強く、対応を決めかねているという。

 「沖縄から北海道までどこにいても同じ情報が手に入らないと公平ではない」。大阪府で17日にあった文部科学省と入試センターの担当者が参加した説明会でも、高校教員から不安や不満の声が相次いだ。

 一方、グローバル化が進む時代に英語の重要性は高まっている。「(4技能を測る)方向性は間違っていない」とみる校長もいる。「国が4技能の試験を作れないなら、公平に民間試験を受けられる費用と環境を国が整えるべきだ」と話した。

 埼玉県立高校の女子生徒(16…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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