水曜どうでしょう登場から20年 「姫だるま」続く交流

【動画】「水どう」聖地 姫だるまづくり大忙し=寿柳聡撮影

 新年に向け、大分県竹田市の「ごとう姫だるま工房」が縁起物のだるまづくりに追われている。かつて、大泉洋さんらが出演し熱烈なファンが多い人気番組「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)に登場。20年近く経った今も全国から訪れる人が絶えぬ「聖地」にもなっている。

 姫だるまは、古くは正月に家々に転がし入れて幸せを願う風習もあった。今は商工会議所青年部が新年に配っており、年内に約200個を仕上げる。絵付けをするのは後藤明子(めいこ)さん(82)と長男の妻久美子さん(61)。高さ20から50センチまで5サイズの張り子に色を重ね、体に松竹梅、頭部に太陽を表す金の印を描く。

 明子さんは19歳で嫁いでから長年絵付けをしてきたが、顔を描く時は今も緊張する。「表情は同じようにと努めるけれど、その時その時の気持ちが出ます」。久美子さんも「命を吹き込む時ですから、一番難しい」と口をそろえる。

 岩絵具やニカワなど天然の素材で作っているため、購入者が部屋に飾っていると飼い猫がなめ、色落ちすることもあるという。

 「水曜どうでしょう」のロケが来たのは2000年。原付きバイクで旅する企画で、群馬県の高崎だるまの「嫁取り」のためアポなしで来た。

 ディレクターはひげを生やし短…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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