伊藤進之介
東京都江東区で25日、市民向けの「パラテニス体験会」があり、参加者たちが車いすテニスとデフ(聴覚障害者)テニスを楽しんだ。同区で年に3回ほど開いているイベントで、今回は昨年9月に2025年のデフリンピックが東京開催に決まったことを受け、デフテニスが加わった。
講師は車いすテニス元日本代表監督の中澤吉裕さんが務め、車いすテニスは古庄聖司選手、デフテニスは喜多美結選手も指導に加わった。
車いすテニスでは、参加者はタッチ鬼で車いすの操作を体感することからはじめ、バックハンドとフォアハンドのストローク練習などをした。デフテニスでは、耳栓とヘッドホン形のイヤーマフとよばれる器具で音を遮断すると、順番の交代など、簡単な手話を交えた指示を理解できない場面もあった。
参加者は体験を終えて「(車いすを)こぐのと打つのが合わさると難しい。競技用車いすを借りられる機会は少ない。体験会がもっと広まってほしい」「耳をふさぐと、打った感触が違う。自分の球の強弱がわからない」などと、感想を話した。
体験会は16歳以上が対象で、障害の有無を問わず、無料で参加できる。今年は10月と11月にも開催予定。詳しくは江東スポーツ施設運営パートナーズのホームページ(https://www.di-ksp.jp/
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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