池田議員、急転直下の逮捕劇 検察に方針転換させた「データ破壊」

 政権や自民党を大きく揺るがす裏金事件は7日、安倍派現職の池田佳隆衆院議員の逮捕に発展した。当初は想定していなかったとみられる逮捕劇の背景には、重大な「証拠隠滅」の疑いがあった。

 「逮捕は急転直下の判断だった」。検察幹部は池田議員と秘書の逮捕をこう語った。

 安倍派(99人)では、所属議員の大半が、パーティー券の販売ノルマを超えた売り上げについて、派閥から裏金としてキックバック(還流)を受けた疑いがある。還流分を自身の政治団体の政治資金収支報告書に収入として記載しなかった金額は、政治資金規正法(虚偽記載)罪の時効が未成立の直近5年間で、5千万円超~数万円だったとされる。

 過去の事件に照らすと、検察が正式起訴するおおよその基準は「1億円」で、悪質性が顕著な場合などは逮捕を経て起訴してきた。今回は、金額が最大規模の議員側も、書面審査で罰金を求める略式起訴が相場とみられていた。

「相当に悪質」…逮捕へ

 一方、安倍派で2番目に多い…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment