河井元法相の公判で虚偽証言容疑 広島市議を書類送検

 元法相の河井克行被告(58)=公職選挙法違反罪で実刑判決、控訴中=から現金50万円を受け取った今田良治・広島市議(74)が、公判で虚偽の証言をしたとして、広島県警が偽証容疑で書類送検したことが24日、捜査関係者への取材でわかった。

 今田氏は昨年11月、東京地裁であった克行被告の公判で、19年3月と6月に計50万円を受け取り、同年12月に自身の選挙区内の団体に寄付したと証言した。

 寄付行為を禁ずる公職選挙法違反容疑で市民から告発された。捜査関係者によると、今田氏は県警の聴取に対し、現金を寄付したとする公判の証言を翻し「個人的に使った」などと話したという。それを受け、市民が偽証容疑で告発した。

 今田氏は今月8日、朝日新聞の取材に「渡したという思い込みをずっと持っていたので、寄付という言葉を使った」などと説明。「個人的に使ったのか」との質問に「それでいい」と応じた。

 公職選挙法違反容疑の告発をめぐっては、県警が今月10日に書類送検した。(戸田和敬)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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