河野防衛相、女系天皇含む検討の必要性指摘 「真剣に」

 河野太郎防衛相は23日夜のインターネット番組で、皇位継承について「今と次の世代は(皇位継承権者が)お一人(ずつ)しかいない。どうするかを真剣に考えないといけない」と述べ、安倍政権が慎重な女系天皇も含めて皇位継承のあり方を検討していく必要があるとの考えを示した。

 河野氏は番組で「天皇家は男系で千年以上も(続いて)きており、男系が続くなら男系でやるのがいい」と前置きしつつ、「(皇后の)雅子さまや(秋篠宮妃の)紀子さまを見て、皇室にお嫁入りしてくれる人が本当にいるだろうか。(皇室の男性と)結婚したはいいが、男の子を産めというプレッシャーがものすごくかかってくる」と指摘。皇位継承が男系男子に限られていることによって弊害が出ているのではないかとの認識を示した。さらに、「(皇室の出産は)人工授精とかいろいろなことが考えられると思うが、それでも男の子がいなくなるという可能性はもう確率的にあるんだと思う」と述べた。

 自民党保守系議員らが主張している、戦後に皇籍を外れた旧宮家の男系男子を皇族に復帰させる案については、河野氏は「旧宮家が今の天皇家からどこで分かれたかというと1400年代だ。600年間、(旧宮家で)男系が続いている保証はない」と指摘。「(旧宮家の男系男子の)染色体、遺伝子の検査をして、(天皇家と)つながっていないという話になるかもしれない。600年前の(旧宮家の流れをくむ)方を元に戻して、本当に国民に受け入れられるかは議論がいる」と持論を述べた。

 現在の皇室典範では、天皇になれるのは父方に天皇の血を引く「男系」の男性のみ。父方に天皇を持つ女性天皇は歴史上実在したが、母方だけに天皇の血を引く女系天皇は例がない。(寺本大蔵)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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