流された住宅が避難所直撃、間一髪で高台へ 住民救った区長の判断

 豪雨に見舞われた新潟県北部の村上市小岩内では、土石流により、住宅4軒が巻き込まれる被害があった。80代男性が足の骨を折る重傷を負ったものの、県によると、それ以外の人的被害は4日夕までに報告されていない。現地を取材すると、過去の災害を教訓に、非常時を想定した地元の備えがあったことが分かった。

 4日に記者が現地に入ると、山の斜面が崩れ、そばの集落では家々の間に大量の木々が折り重なっていた。損壊した住宅も目立った。「嫁いできてからこんな雨が降ったことはなかった。雷も鳴っていて恐ろしかった」。住民の女性(70)は前夜の豪雨を振り返った。

 女性ら集落の住民は3日午後9時ごろ、避難場所に指定された同じ地区内の公民館に移動を始めていた。強い雨が降り続いていた。その後さらに勢いを増した雨で、近くを流れる沢は水位が上がる一方だったという。

 「まずい」と感じたというの…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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