浅草三社祭が「宮出し」で最高潮 怒号飛び小競り合いも

 東京に初夏の訪れを告げる浅草神社(台東区)の三社祭は19日、最終日を迎え、3基の本社神輿(みこし)を境内から担ぎ出す「宮出し」があった。

 午前5時45分ごろ、一本締めを合図に、緑や赤、青など色とりどりの法被と白い鉢巻き姿の担ぎ手が一斉に神輿を持ち上げた。「オイサ、オイサ」のかけ声とともに神輿が上下に激しく揺れ、時には怒号が飛び交い小競り合いも。神輿はその後、浅草の街に躍り出て多くの見物客を楽しませた。

 17歳から毎年参加しているという地元の会社員今城将景(のぶかげ)さん(48)は「この日が我々の一年間の締め。また一年間頑張ろうと気が引き締まります」。初参加という葛飾区の会社員林美紀さん(29)は「ずっと憧れていた。正真正銘の下町の一員になった気分」と話していた。(田中紳顕)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment