浦安のマンション駐輪場で不審火相次ぐ 3棟で車両30台以上焼ける

鳥尾祐太 田辺詩織

 千葉県浦安市内のマンション敷地内にある3棟の駐輪場で、夜間にバイクや自転車が計30台以上焼ける不審火が3件相次いでいる。いずれも火の気がないことなどから、県警浦安署は放火の可能性が高いとみて調べている。

 同署や消防によると、14日午後8時40分ごろ、浦安市日の出1丁目のこのマンションに住む男性から「バイク置き場で火災。煙が出ている」と119番通報があった。バイク1台の一部が焼けたが、けが人はいなかったという。消防車両7台が出動し、火は約20分後に消し止められた。

 3日午後11時40分ごろと13日午前1時10分ごろにも、同じマンションの別棟の駐輪場で不審火があり、バイク計9台と26台以上の自転車が焼けたという。けが人はいなかった。

 県警などによると、不審火は半径100メートルの範囲で発生。駐輪場はいずれも誰でも入ることができるという。焼け跡からガス缶やオイル缶のようなものが見つかり、県警が関連を調べている。

 マンション別棟に住む無職女性(80)は「いつ火事が起こるか分からなくて怖い。自分の棟も燃えてしまうんじゃないか」と声を震わせた。マンション前を通った会社員女性(40)は「エスカレートしないか心配」と不安そうな表情で話した。

 現場はJR京葉線の新浦安駅から南東に約1キロのマンションなどが立ち並ぶ住宅街。(鳥尾祐太、田辺詩織)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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