海保学校生40人、帰省先で陽性判明 7月には懇親会も

大野宏

 海上保安学校(京都府舞鶴市)は13日、夏季休暇で帰省していた学生40人について、新型コロナウイルスの感染が判明したと発表した。

 同校は全寮制で男女計582人が在籍。ほぼ全員が7月28日から帰省した。その後30日から今月12日までに北海道から沖縄までの18都道府県で、女子学生1人を含む10~30代の学生40人の感染が確認された。全員軽症で帰省先で療養しているという。また、夏季休暇前に20代の男子学生1人の感染が判明。学生の濃厚接触者9人は、寮で待機している。

 学生24人が7月中に舞鶴市内の飲食店で、国土交通省感染防止対策に違反して懇親会を計4件開き、参加者から10人の感染者が出たことも明らかにした。酒を飲んだと申告している参加者もいるという。同校は「極めて遺憾で重く受け止めている。改めて全学生に国家公務員としての自覚と緊張感をもたせ、ルール遵守(じゅんしゅ)を徹底させる」としている。

 帰省中の学生にはPCR検査を実施し、陰性が確認された学生だけを16日以降に帰校させ、再度検査する。帰校後2週間は全員外出を禁止するという。(大野宏)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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