無人の救命いかだ発見 愛媛・今治沖の貨物船事故、不明者の捜索続く

戸田拓

 愛媛県今治市沖の来島海峡で2日夜に貨物船同士が衝突し、三重県鳥羽市の貨物船「せいりゅう」(総トン数716トン)が沈没した事故で、今治海上保安部は4日朝、来島梶取鼻灯台の西約6キロの沖合で救命いかだを発見した、と発表した。人は乗っていなかったという。

 午前6時50分ごろ、捜索中の海上自衛隊の潜水作業支援船が、半分沈んだ状態で漂流していた無人のいかだを発見。周辺にも人や漂流物は確認できなかったという。海保によると、発見場所は衝突現場から南西に約7キロ離れた海域で、船名などの表記はなく、事故との関連を調べている。

 事故ではせいりゅうの船長・北井宗祐さん(63)=三重県志摩市=、1等航海士・渡辺侑樹さん(24)=福岡県福津市=の2人が行方不明になっており、海保などは4日も、船艇11隻とヘリコプター1機で捜索を続けている。(戸田拓)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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