焼失した首里城正殿跡地で起工式 復帰50年にあわせ復元本格化

 火災で焼失した首里城那覇市)の正殿の復元工事が本格的に始まる。3日、正殿跡地で起工式があり、政府や地元関係者約240人が出席。沖縄県玉城デニー知事は「復元を願う県民、国内外のたくさんの皆様の思いの結実に向けた大きな一歩」と語り、成功を願った。防火対策を強化した正殿の復元は2026年秋の完成予定。

 首里城は琉球王国(1429~1879)の政治や文化の中心だった。焼失と再建を繰り返し、太平洋戦争末期の沖縄戦でも破壊された。戦後、沖縄が米軍統治下から日本に復帰して20年の年に正殿が復元されたが、2019年10月31日未明の火災で、正殿や南殿・番所など6棟約4千平方メートルが全焼。30年ぶりとなる今回の復元工事は、復帰50年にあわせて本格化する。

 内閣府によると、正殿の復元事業費は約120億円。スプリンクラーなど従来なかった防災対策を施し、県産資材も多用する。伝統技術の継承をめざし、作業場をガラス張りにして見学者通路を設置。「見せる復興」をテーマに掲げる。県によると、国内外からは総額55億8989万8413円(9月末現在)の寄付金が寄せられた。正殿の瓦や装飾費用に充てられる。

 正殿へと続く守礼門前の道で…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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