熊本地方などで線状降水帯、熊本市内37万人に避難指示 床上浸水も

吉田啓 椎木慎太郎 伊藤隆太郎

 3日午前6時29分、熊本地方と阿蘇地方で線状降水帯が発生したとする「顕著な大雨に関する熊本県気象情報」が出され、九州各地で大雨が続いている。

 熊本県によると、午前7時現在、7市町村に土砂災害警戒情報が出され、合志市で床上浸水1件が発生。玉名市の境川と益城町の木山川、岩戸川が氾濫(はんらん)している。人的被害は確認されていないという。

 熊本市は3日9時40分、市内を流れる白川流域で氾濫の恐れがあるなどとして、約18万4千世帯、約36万8千人を対象に避難指示を発表。益城町も午前9時に、町内全域の約1万4千世帯、約3万3千人に避難指示を出した。御船町、山都町、南小国町も町内全域に避難指示を出している。

 また3日午前10時現在、福岡県八女市の1154世帯2545人、小郡市の266世帯641人にも避難指示が出されている。

 佐賀県で避難指示が出ているのは、鹿島市の3099世帯8032人、佐賀市の3071世帯8561人。大分県日田市宮崎県高千穂町などでも避難指示が出た。(吉田啓、椎木慎太郎、伊藤隆太郎)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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