熊本地震で倒れた洋風建築、150年前の姿で復活 グラバー邸も参考

 熊本地震で倒壊した洋学校教師館「ジェーンズ邸」の再建が終わり、熊本市は9月1日から一般公開を再開する。7年4カ月もの時間がかかったものの、さまざまな調査をへて150年前の新築当時により近い姿で復活することになった。

 ジェーンズ邸は1871(明治4)年、米国からリロイ・ランシング・ジェーンズを熊本洋学校の教師に招くために建てられた。

 熊本県内最古の洋風建築で熊本県が重要文化財に指定している。

 西南戦争時には、官軍総督の宿舎となり、日本赤十字の前身「博愛社」の設立がこの建物で許可された。このため、「日本赤十字発祥の地」とも呼ばれている。日露戦争では捕虜となったロシア将校の宿舎となった。

 2016年の熊本地震では2…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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