熱中症死の女児、2年前風呂で溺れ一時心肺停止 虐待リスク最重度に

 大阪府富田林市の団地で2歳の女児が熱中症で死亡し、祖母(46)と内縁の夫(50)が保護責任者遺棄容疑で逮捕された事件で、女児が2年前、この部屋で祖母が入浴させている際におぼれ、一時心肺停止になっていたことが捜査関係者らへの取材でわかった。

 大阪府富田林子ども家庭センター(児童相談所)はネグレクト育児放棄)と認定し、虐待リスクを「最重度」と判断。その後リスク判断を下げ、富田林市に引き継いでいた。

 死亡したのは小野優陽(ゆうは)ちゃん。府警や児相によると、2020年1月、優陽ちゃんの目の前で実父(20)が実母(19)に暴力を振るう「心理的虐待」を確認。優陽ちゃんはその後、祖母で無職の小野真由美容疑者(46)の自宅に引き取られた。生後11カ月の20年6月、「入浴中におぼれ、心肺停止状態だ」と病院から児相に通告があった。

 児相の調査に対し、小野容疑者は「一緒に入浴していた際に目を離した」と説明。優陽ちゃんは数日で退院したが、児相は安全配慮不足だったとして小野容疑者を指導。ネグレクトと認定し、虐待リスクを最重度とした。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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