物品発注で病院に約530万円の損害 背任容疑で医師秘書を再逮捕

仲川明里

 松阪市民病院(三重県)の物品発注をめぐり、同病院が管理する公金530万円を流出させたなどとして、名古屋地検特捜部は11日、医師秘書の岡本貴江容疑者(37)=同市=を背任容疑で再逮捕し、発表した。認否を明らかにしていない。

 特捜部によると、岡本容疑者は呼吸器センターで勤務していた昨年6月下旬~今年8月上旬ごろ、物品発注をめぐって、取引に架空の法人を介在させる手口で、約530万円を流出させ、病院に損害を与えた疑いがある。流出先はこの架空の法人で、同容疑者が法人名義の口座を実質的に管理していたという。

 特捜部は11日、岡本容疑者が今年3月上旬~4月下旬ごろにも同様の手口で約139万円を流出させたとして背任罪で起訴した。

 流出した公金は再逮捕容疑分とあわせて約669万円になる。特捜部は同容疑者らがこの資金を消費した可能性もあるとみて調べている。(仲川明里)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment