特産買って支援を、東京駅近くに石川県アンテナショップ 首相も祝う

 石川県の新しいアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」が9日、東京駅八重洲口近くのビル(中央区八重洲2丁目)に開業した。馳浩知事、岸田文雄首相や森喜朗元首相、能登半島地震で被害を受けた同県輪島市出身の漫画家永井豪さんらが式典に参列。特産品購入や観光を通した復興支援を訴えた。

 「1万人を超える人が古里を離れ、避難所暮らしをしている。東京や全国のみなさんが、石川の物産を消費して被災地を応援していただきたい」。馳知事はこうあいさつし、「来週(16日)には北陸新幹線の小松、加賀温泉が開業するので、旅行でも応援いただきたい」と述べた。

岸田首相「復興の拠点として期待」

 岸田首相は祝辞で「新幹線の延伸開業はビジネスや観光など地域の活力につながる大きな出来事。首都圏と石川、北陸の復興の拠点となるような場所になればと期待している」と述べた。森氏も「(新幹線が)福井まで初めて行くことは大変意味がある。北陸にとって新しい時代だ」などと述べた。

 店には輪島市の朝市通りの火災に遭った永井豪記念館のグレートマジンガーのフィギュアも展示。永井さんは「輪島市出身の漫画家として、石川県が復興するぞというのをアピールできたら」と語った。

 最前列に並んで入店した横浜市の会社員男性(35)は「石川は観光も減ったと聞いている。ここでたくさん買って応援したい」と話した。

 店の売り場面積は、昨年10月に閉じた銀座の店より少し広い350平方メートル。八重洲いしかわテラスのホームページ(https://ishikawa-antenna.jp/)。(朝倉義統)

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能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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