北海道の学校現場で新型コロナウイルス感染が急拡大している。児童生徒や教職員の感染で学級・学年閉鎖、休校措置を取らざるを得なくなった学校では、生徒の間で学習進度に差が出ないよう心を砕いている。
室蘭市の私立北海道大谷室蘭高校では14日、運動部の生徒4人の感染が判明した。いずれも同じ寮で生活していた生徒だった。その後、寮の別の生徒9人の感染も分かり、クラスター(感染者集団)となった。
学校は寮を閉鎖し、消毒作業を行った。17、18日は休校に。ウェブサイトでも状況を公表した。19日から授業を再開するが、19~21日は全校でオンライン授業を行う。感染防止に加えて、療養している生徒も参加しやすいオンライン授業とし、他の生徒たちと学習進度に差が出ないようにするための配慮だ。自宅の通信環境が整っていない一部の生徒には、校内のWiFi環境を利用できるようにする。
24日以降の授業は状況を確認しつつ判断するが、6月初めに予定されている中間テストの延期も視野に入れているという。竹本将人校長は「特に3年生は進路を決めるための評価が出る大事な時期だが、まずは生徒の命と健康が第一。生徒の間に有利不利が出ないように配慮し、教育活動を止めないで取り組みたい」と話す。
学校現場では、大型連休明け…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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