甲子園で喫煙した熊本県議が自民離党 議員辞職は否定

長妻昭明

 全国高校野球選手権大会の試合を観戦中、禁煙の阪神甲子園球場アルプス席で喫煙していた井手順雄(のぶお)熊本県議(63)が16日、「一連の問題にけじめをつける」として自民党を離党したことを明らかにした。一方で議員辞職は否定、来春の県議選には無所属で立候補する意向を示した。

 離党は15日付。井手県議は報道陣に対し、「12日に県連副会長と議会運営委員を辞任することをお伝えしたが、色々な県議から『お叱りのメールや電話があって苦慮している』と聞いて、まだまだこれだけじゃいかんのだろうと離党を決心した」と説明した。

 議員辞職については「後援会の役員から『熊本市の発展にはあなたが必要。議員辞職だけはしないでくれ』と言われた」と否定した。県議会の自民会派は15日付で離脱し、議会運営委員は16日付で辞任した。

 井手県議は8月18日に甲子園であった母校の九州学院(熊本)と聖光学院(福島)の準々決勝を観戦中にアルプス席で電子たばこを喫煙。持ち込みが禁止されている缶チューハイも飲酒していた。(長妻昭明)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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