町内会で習った方法が活躍 高校生ら協力、水路に転落した男性を救助

 水路に転落した男性を救ったとして、新潟県警新発田署が5日、高校生ら3人に感謝状を贈った。たまたまその場に居合わせた通行人同士による連係プレーだった。

 感謝状を贈られたのは、同市の鍼灸(しんきゅう)師生田真理子さん(58)と、新発田中央高校1年の市島悠一郎さん(15)と同じクラスの高橋心(こと)さん(同)の3人。

 救出劇があったのは10月15日午後4時ごろのこと。同市五十公野の水路に転落した男性(69)を救おうと、「生きろ!」と必死で声をかける男性の兄に、近くを散歩中だった生田さんが気づいた。男性はやっと、頭だけが水面に出ている状態だったという。

 119番通報をした後に生田さんが声をかけたのが、下校中に通りかかった市島さんと高橋さん。2人は男性の両腕を持って引き上げた。「男性を見て驚いたが、無我夢中だった」と市島さん。男性はぐったりした状態だったが、数年前に町内会で学んだという心臓マッサージを生田さんが続けると、約3分後に意識を取り戻したという。

 生田さんは「高校生がいてく…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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