病院からマスクを持ち帰り転売 岩手県立病院の臨時職員

 岩手県医療局は29日、県立二戸病院に勤務する40代の女性臨時職員が病院内の倉庫から使い捨てのマスク計8箱を無断で持ち帰り、インターネット上のフリーマーケットアプリに出品、転売し、約1万5千円を得ていたと発表した。

 マスクは1箱60枚入りで、被害額は8箱で計約1400円。職員は、日曜日の16日に6箱、振替休日の24日に2箱を、いずれも勤務中に倉庫から持ち出した。マスクなどの備品は、休日や夜間は管理する人がいないという。

 職員が働く部門のマスクの使用量が急増したため、18日に病院内で調査が始まった。27日に職員から申告があり、病院の調査に対し「マスクが高額で取引されることを知って無断で持ち出し、転売した」と話しているという。

 医療局の三田地好文次長は「新型コロナウイルス感染症対策に全県あげて取り組んでいる中で、このような事案が発生したことは極めて遺憾。深くおわび申し上げる」と頭を下げた。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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