発売前の少年ジャンプ作品をネット掲載 著作権法違反容疑で男逮捕

吉田啓

 人気漫画誌「週刊少年ジャンプ」の連載作品を、雑誌発売の数日前にインターネットのサイトで公開したなどとして、熊本県警サイバー犯罪対策課などは4日、著作権法違反容疑で外国籍の男2人を逮捕し、発表した。

 逮捕されたのはいずれも外国籍の東京都新宿区新宿5丁目の会社経営の男(36)と東京都文京区向丘1丁目の会社員の男(34)。容疑者が経営する会社も、法人として同容疑で書類送検する方針。

 発表によると、2人は共謀して①2023年3月15日ごろ週刊少年ジャンプに連載中の漫画の最新話を雑誌発売日前にインターネット上のサイトで公開し、②今年1月31日午前11時半ごろ、この作品の掲載最新話を雑誌発売の数日前にスマートフォンで撮影して複製し、作者の著作権を侵害した疑いがある。

 調べに対し両容疑者は①について「私じゃない」と否認し、②については「間違いない」と容疑を認めているという。

 県警は2人が都内の卸売店から発売日前の雑誌を入手していたとみている。

 また、県警はほかにも複数のサイトに「ワンピース」や「呪術廻戦」といった連載中の人気作品が、週刊誌発売前に掲載されていることを確認していて、2人が関与していないか調べている。(吉田啓)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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